2019年7月14日日曜日

Sennheiser HD 598 Cs

ゼンハイザー HD 598 Cs (2016年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:23Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:10〜28,000Hz
出力感度:115dB
重量:約334g (コード含まず)
販売価格:約14,000円〜
HD 598 Cs 周波数特性(平面計測)

HD 598 Cs Frequency Response
HD 598 Cs 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
開放型で知られるHD500系異色の密閉型モデル。
直系の印象を損ねず当たりの柔らかいサウンドを醸すが、低域が深くワイドに伸びつつも特性がニュートラルに整えられたことでもたつき緩和とともに音場に奥行きが加わり、聴き心地は確実に向上している。
ツヤ感、空気感として高域にもうひと伸び欲しい印象だが、系譜の出音にこだわったチューニングは譲れないところか。
沈み込みの良いソフトなクッション性の大型イヤーパッドは(勘違いされがちだがベロアではない)フロック(植毛)生地仕立ての珍しい仕様。装着感は良好だが、密閉型としては音漏れは目立つ。

なお、型番末尾英字が付く当機は特別モデルで、メーカー公式ラインナップには同一スペック(ヘッドアームは従来形状)のHD 569が同時期に出ている。

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