2018年8月5日日曜日

SONY MDR-CD900ST

ソニー MDR-CD900ST (1989年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm CCAW
インピーダンス:63Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:5〜30,000Hz
出力感度:105dB
重量:200g (コード含まず)
市場価格:約15,000円〜

frequency response
MDR-CD900ST 周波数特性(平面計測)

MDR-CD900ST 周波数特性(旧ダミーヘッド)



寸評:
原型は昭和末期の設計で、その当時スタジオ向けに更新されたモデルだが、国内の現場では今なお定番であり続けているリファレンスモニター。
やや低域荷重気味なバランスで、高音はピークが強くシャリ付きがち。その一方で超高域の伸びツヤが薄くナローなレンジ感が否めない。また中高域が少し薄いせいかヴォーカルの芯が細く曇り気味でもある。

薄いイヤーパッドに角度の浅いヘッドバンドはホールド感に乏しい。
一般販売されてはいるがあくまでも業務用製品で、ケーブルは2.5mの標準プラグ仕様。製品保証はないが、全パーツが市販されているためセルフリペアが可能。

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