2018年7月31日火曜日

SHURE SRH440

シュア SRH440 (2009年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:44Ω
最大入力:500mW
再生周波数帯域:10〜22,000Hz
感度:105dB
重量:311g
市場価格:約8,000円〜

SRH440 Frequency Response
SRH440 周波数特性 (平面計測)


Frequency Response
SRH440 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
若干ドンシャリ気味も癖は少なくスッキリとした出音で、少し高音が目立つ面はあるがその分解像感を感じる。粒立ちが良く音場感もそこそこにあり、モニターとしては聴き心地の良いタイプ。
プラ主体の折りたたみ構造でキシミがちなうえに少し重いのが残念だが、側圧はそれほど強くなく装着感は悪くはない。
遮音性は高い。
着脱式専用ケーブル仕様だが、付属のカールコードが重さを助長。

2018年7月29日日曜日

SONY MDR-1A

ソニー MDR-1A (2015年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:24Ω
最大入力:1,500mW
再生周波数帯域:3〜100,000Hz
感度:105dB
重量:225g (コードを含まず)
市場価格:約17,000円〜
frequency response
MDR-1A 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
MDR-1A 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
大味なドンシャリ。中音域はニュートラルも深い重低音はいささか過度で高域も少し派手め。
背面ダクトが大きいので低音過多が気になるようなら塞いで調整もできる。
装着感はソフトで悪くないが、構造が柔でキシミがちな点はクラス的にも少々残念。
着脱式の付属ケーブルは絡まりにくい表面加工がなされて扱いやすいが、モバイル想定なのかかなり短め。

Panasonic RP-HTX70

パナソニック RP-HTX70 (2017年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:7〜22,000Hz
感度:99dB
重量:190g (コードを含む)
市場価格:約3,500円〜
frequency response
RP-HTX70 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
RP-HTX70 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
見た目的には先代のRP-HTX7と瓜二つだが、ハウジング構造に大きな変更があるため出音の方向性はかなり異なる。
先代に比べ過度な低音は適度に抑えられたが、中高域が抜け気味なためかヴォーカルにツヤがなく引きこもり気味で、それでいながら高域がシャリ付くなどいろんな癖が目立つ。
イヤーパッドは相変わらず小さめだが、柔軟性に富んだ素材に変更されている分装着感は多少向上している。
ケーブルは短めで、表皮がグリップ感のあるゴムっぽい。

JVC SOLIDEGE SD7 [HA-SD7]

JVC ソリデージ SD7 [HA-SD7] (2016年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:500mW
再生周波数帯域:6〜40,000Hz
感度:104dB
重量:約200g
市場価格:約7,500円〜
frequency response
HA-SD7 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
HA-SD7 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
やや低域荷重気味も、深い低音から伸びやかな高音までワイドに聴かせる弱ドンシャリ。中高域の薄さからボーカルにツヤがなく引きがちで、高域とのギャップでやや癖っぽい鳴らし方が気になる。
構造がシンプルで装着感はごく標準的。
背面の抜き穴により漏れ多めで、密閉型としては遮音性は落ちる。
細く短い両出しケーブルのため安っぽく見え、またヘッドバンドのLR表記を確認しなければ左右がわからないのも難点。

無駄を端折ってお手頃感を醸すハイレゾスペック機。
(「ハイレゾ」スペックと宣うだけで盛られがちな風潮がそもそも悪いのだが...)

Apple Beats by Dr.Dre Beats EP

アップル ビーツ EP (2016年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:非公開
最大入力:非公開
再生周波数帯域:非公開
感度:非公開
重量:非公開
市場価格:約10,000円

Frequency Response
Beats EP 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
低音寄りの弱ドンシャリ傾向だが、高音域の伸びは乏しく少しこもった感じが強い。
オンイヤー型だけに耳周りの感触の悪さと圧迫感があリ、ポジションの決まりも悪い。
見た目には分からないが、低音補強のため背面から抜ける構造のようで遮音性はあまり良くない。
グリップ感のあるゴム表皮の平ケーブル。

CLASSIC PRO CPH3000

クラシックプロ CPH3000 (2016年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm CCAW
インピーダンス:18Ω
最大入力:200mW
再生周波数帯域:10〜22,000Hz
感度:112dB
重量:約165g
市場価格:約4,000円
frequency response
CPH3000 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
CPH3000 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
典型的な中抜けのドンシャリ。一般ウケしやすいスッキリ聴こえるバランスだが、ボーカルなど主役に芯が細くなる弊害はある。
オンイヤータイプで装着感は良くない。側圧で保持する感じで耳にキツめ。
ベロア調イヤーパッドながらに密閉性に優れ、遮音性はそこそこ。
ケーブルは短い。

見た目も特性もMOMENTUM On-Earによく似ているが、販売価格は天と地ほど違う。似たような音を求めるなら抜群のコストパフォーマンス...か?

Marshall Major II

マーシャル メジャー II (2015年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:67Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:20〜20,000Hz
感度:99dB
重量:172g
市場価格:約8,500円〜

Frequency Response
Major II 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
低〜中域はフラットで素直だが、高域の伸びの乏しさは明白で、低レート圧縮オーディオのような独特な癖のある出音。
オンイヤーで耳当たりはやはり気になるが、気密性が高くソフトなイヤーパッドが耳に吸い付くような装着性もまた独特。側圧は強め。
着脱式片出しケーブルは左右接続選択可能。付属ケーブルはマイク付きの半カールコードで、用途を問わない仕様。

サウンドクオリティは低めでファッション性が先行した印象。

BOSE SoundTrue around-ear headphones

ボーズ サウンドトゥルー アラウンドイヤー ヘッドフォン (2014年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:非公開
最大入力:非公開
再生周波数帯域:非公開
感度:非公開
重量:140g (コード含まず)
市場価格:約16,000円〜

Frequency Response
SoundTrue AE 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
弱ドンシャリで少し癖っぽい。中高域のピークが目立ち気味で中域の薄さからボーカルが引きがちなのが少し気になるが、印象はそれほど悪くない。
ソフトなクッションと軽い側圧で、本体の軽さも相まって装着感は良好。
一見してプラモデルのようで玩具っぽいが、キシミもなく意外にしっかりした構造。
着脱式専用ケーブルは短めでかなり細い。

このメーカーの製品は類似名や名称変更などで発売順が混乱するが、AE2、AE2w (後にSoundLink around-ear Bluetooth headphones改名)が先発で、「AE」表記のこちらが後発。微妙なデザイン変更はあるが、基本的に同一構造のため出音は極めて類似している。

JBL BassLine

JBL ベースライン (2014年発売)



構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:10〜22,000Hz
感度:117dB
重量:210g (コード含まず)
市場価格:約10,000円〜

Frequency Response
BassLine 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
かなり強烈な低音盛り。目前に鎮座するベースとキックに唖然のサウンド。
ヘロヘロな折りたたみ構造は装着時に決まりが悪く苛立つ。
イヤーパッド外径はそこそこあるが、耳の納まりきらない小内口のオンイヤー。
付属の着脱式専用コードは短め。
カラーバリエーションは4色あり。

Sennheiser MOMENTUM

ゼンハイザー モメンタム (2012年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:18Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:16〜22,000Hz
感度:110dB
重量:180g (コード含まず)
市場価格:約22,000円〜

Frequency Response
MOMENTUM 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
やや低域荷重気味も、明瞭でバランスの良い癖の少ない出音は好印象。
イヤーパッドの内口が小さめだが大きな耳でなければなんとか収まるサイズ。
着脱式専用コードは操作部有無の2種付くがいずれも短いモバイル向け。
遮音性は高く、アウトドア用途に最適。

因みに微妙にサイズが大きくなるが、装着性向上と聴感上の音質改善のため第二世代用イヤーパッドへの換装がオススメ。

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オススメのローコスト代替機:Sennheiser HD 4.20SHD 300
第二世代の廉価モデルと言え本質的に出音傾向が類似しており、イヤーパッドを揃えればかなり肉薄する。

DENON AH-D1100

デノン AH-D1100 (2010年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:50mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:1,300mW
再生周波数帯域:5〜37,000Hz
感度:101dB
重量:180g (コード含まず)
市場価格:約6,000円〜
frequency response
AH-D1100 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
AH-D1100 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
低域荷重で中抜け感の強いドンシャリバランス。過度に盛られた低音はキレは悪くないが、軽めな鳴りで深みがない。中〜高域はスッキリと素直に鳴らすが、かなり大味なバランスの出音は賛否の分かれるところ。
側圧はやや強めだが装着感は標準的。
ケーブルは短く両出し式で、シルバー塗料のプラスチックアームは見た目に安っぽさを助長。



Panasonic RP-HTX7

パナソニック RP-HTX7 (2006年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:40Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:7〜22,000Hz
感度:99dB
重量:165g (コードを含む)
市場価格:約3,500円〜
frequency response
RP-HTX7 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
RP-HTX7 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
低域荷重気味もキレのある低音で、やや高域が目立つ一方で中高域の渋さもあるが、全体的にメリハリの効いた印象の良い元気なサウンド。
やや小さめで硬めなイヤーパッドで耳にキツめも何とか収まるレベルで、側圧も少し強めと装着性には少しケチが付く。
ケーブルは短め。コンパクトでレトロなデザインは評判が良い。

KAWAI SH-7

カワイ SH-7 (2015年発売)




構造:セミオープンエアー型
ドライバー:50mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:300mW
再生周波数帯域:10〜30,000Hz
感度:98dB
重量:265g (コード含まず)
市場価格:約7,000円
frequency response
SH-7 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
SH-7 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
中域から高音まで癖が少なくのびやかで実に透明感のあるサウンドだが、同時に深い重低音が唸る個性的な出音。低域は重心がかなり深くキレがあるためか思ったほどしつこさは感じられないが、いささか出過ぎ。
イヤーパッドが硬めなため装着感はやや悪い方。キシミも少し目立つ。
独特な仕様だが、ステレオミニプラグの飛び出した特殊な着脱式ケーブルは形状的に断線の懸念あり。


Sennheiser HD 559

ゼンハイザー HD 559 (2016年発売)



構造:オープンエアー型
ドライバー:非公開
インピーダンス:50Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:14〜26,000Hz
感度:108dB
重量:約234g (コード含まず)
市場価格:約10,000円〜

HD 559 Frequency Response
HD 559 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
低域荷重のドンシャリだが、芯の抜けた尻上げ特性が故に低〜中域が酷くもたつきモヤモヤとするばかりで、解像の悪い残念な出音。
硬めなイヤーパッドに角度調整の融通性のなさから装着性の悪さも際立つ。
着脱式の専用ケーブル仕様だが、屋内使用を前提とするため付属ケーブルは標準プラグ仕様。

audio-technica ATH-AVA500

オーディオテクニカ ATH-AVA500 (2015年発売)



構造:オープンエアー型
ドライバー:53mm CCAW
インピーダンス:35Ω
最大入力:700mW
再生周波数帯域:15〜27,000Hz
感度:96dB
重量:約275g
市場価格:約5,000円〜
frequency response
ATH-AVA500 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
ATH-AVA500 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
明らかなハイバイアス傾向ではあるが、フラット感のある素直な出音。
ソフトなイヤーパッドは耳に軽く乗せる感じだが、装着性は決して悪くない。

SONY MDR-MA500

ソニー MDR-MA500 (2012年発売)



構造:オープンエアー型
ドライバー:40mm
インピーダンス:40Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:8〜25,000Hz
感度:104dB
重量:約245g
市場価格:約6,500円〜

MDR-MA500 Frequency Response
MDR-MA500 周波数特性 (平面計測)

Frequency Response
MDR-MA500 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
低域荷重気味のドンシャリ系サウンドなのだが、高域のツヤ感に乏しいスモーキーな鳴らし方をする。
アラウンドイヤータイプでありながらなぜかオンイヤーな不思議な特殊構造だが、耳への当たりはやはり余計。

Philips Fidelio L2/L2BO

フィリップス フィデリオ L2/L2BO (2014年発売)




構造:セミオープンエアー型
ドライバー:40mm
インピーダンス:16Ω
最大入力:200mW
再生周波数帯域:6〜40,000Hz
感度:105dB
重量:260g
市場価格:約15,000円〜
frequency response
Fidelio L2 周波数特性(平面計測)


Frequency Response
Fidelio L2 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
低域荷重気味だが中〜高域はナチュラルな鳴らし方で、ダイナミック且つワイドに聴かせる出音には不思議と納得させられてしまう。
セミオープン構造だが、抜き量が少なめであまり開放感はなく遮音性もそこそこにある。
側圧はやや強めもクッション部はソフトな質感。
キシミのないしっかりした構造で、デザイン性や質感も価格なりのものを十分醸している。
着脱式だが付属ケーブルは短め。一般的なミニプラグ仕様で別ケーブル代用が容易。


audio-technica ATH-AD700X

オーディオテクニカ ATH-AD700X (2012年発売)



構造:オープンエアー型
ドライバー:53mm CCAW
インピーダンス:38Ω
最大入力:500mW
再生周波数帯域:5〜30,000Hz
感度:100dB
重量:265g
市場価格:約13,000円〜

Frequency Response
ATH-AD700X 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
先代に比べ全体的には高いフラット感は継承するも、高域の癖が強まった点は残念。
本体のキシミは大分改善されているが、イヤーパッドの仕様変更で装着感の軽さがやや損なわれ、硬質に変貌したケーブルもごわつきが気になるなど些細なことながらもクオリティダウンが目立つ。

audio-technica ATH-AD700

オーディオテクニカ ATH-AD700 (2003年発売)




構造:オープンエアー型
ドライバー:53mm CCAW
インピーダンス:32Ω
最大入力:500mW
再生周波数帯域:5〜30,000Hz
感度:98dB
重量:280g
市場価格:約10,000円〜
frequency response
ATH-AD700 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
ATH-AD700 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
低音の量感に不満はあるが、高域が艶やかでスッキリとした鳴り。
大ぶりな造りだが装着感はすこぶる軽く、開放感も抜群でその場の空間の空気をしっかりと感じられる。

Pioneer SE-MS7BT

パイオニア SE-MS7BT (2016年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm CCAW
インピーダンス:32Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:9〜40,000Hz、9〜22,000Hz (Bluetooth時)
感度:105dB
重量:290g
市場価格:約8,500円〜
Bluetooth規格:3.0
対応コーデック:SBC、aptX、AAC
連続再生時間:約12時間

frequency response
SE-MS7BT 周波数特性 [ワイヤード](平面計測)

Frequency Response
SE-MS7BT 周波数特性 [ワイヤード](旧ダミーヘッド)

Frequency Response
SE-MS7BT 周波数特性 [ワイヤレス](旧ダミーヘッド)

寸評:
華やかな味付けのメリハリの効いた出音で、かなり艶っぽくハイの通る明瞭なサウンドだが案外耳障りに尖った感じにならず聴き心地は悪くない。
しっかり包まれる大きなイヤーパッドで装着感も良好。
付属(使用可能)ケーブルは一般的なステレオミニ仕様。

Panasonic RP-HD5

パナソニック RP-HD5 (2015年発売)



構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:44Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:4〜40,000Hz
感度:99dB
重量:228g
市場価格:約8,000円〜

frequency response
RP-HD5 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
RP-HD5 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
ハイレゾ対応を謳うもナローなローファイチューニングで細身な出音は個性が強い。高域のシャリつきと軽い響きのベース音が独特で、中高域の抜け落ちが大きいためボーカルなどツヤがなく後退して聴こえる。
ヘッドバンドの広がりにより側圧が巧くコントロールされるようで、装着感は優しい締め付けで良好。ケーブルは短い。

audio-technica ATH-A500X

オーディオテクニカ ATH-A500X (2011年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:53mm
インピーダンス:48Ω
最大入力:500mW
再生周波数帯域:5〜30,000Hz
感度:100dB
重量:290g
市場価格:約7,000円〜
frequency response
ATH-A500X 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
ATH-A500X 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
シャープな出音の先代とは別物で、中域が豊かになったことでボーカルなど生き生きとし、シャリ付く面も解消。しかしその反面でワイドな音場感は影を潜めてしまった。
キシミがかなり緩和された一方で首振り部が硬めで、サクッと装着が決まりづらいのも難点。
布巻きケーブルは健在。

Panasonic RP-HT560

パナソニック RP-HT560 (2006年発売)



構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:50mm
インピーダンス:56Ω
最大入力:1,500mW
再生周波数帯域:10〜27,000Hz
感度:100dB
重量:約220g
市場価格:約3,500円〜

Frequency Response
RP-HT560 周波数特性 (旧ダミーヘッド)

寸評:
尻上げ型の低音盛りチューンのためこもったような垢抜けない出音だが、特性自体は整っている。
密閉型としては音漏れが大きい。
ケーブルが細くデザインも安っぽい。

audio-technica ATH-A500

オーディオテクニカ ATH-A500 (2002年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:53mm CCAW
インピーダンス:64Ω
最大入力:500mW
再生周波数帯域:5〜30,000Hz
感度:100dB
重量:290g
市場価格:約7,000円〜

Frequency Response
ATH-A500 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
過度な味付けがなく高域の伸びやかさが特徴的。しかしシャリ付きは強め。メリハリの効いた出音で広がりのある音場感も心地よい。
本体はキシミがちだが、ウイングサポートの効果は大きく、独特な軽い装着感がこのシリーズの強み。
丈夫な布巻きケーブル仕様。

YAMAHA HPH-MT220

ヤマハ HPH-MT220 (2013年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:45mm CCAW
インピーダンス:37Ω
最大入力:1,600mW
再生周波数帯域:15〜28,000Hz
感度:99dB
重量:415g (コード含む)
市場価格:約21,000円〜

Frequency Response
HPH-MT220 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
超低域から超高域までたっぷりワイドに鳴らしてくるリッチなドンシャリ。若干中〜中高域の薄さが気になる面はあるが、その分音場を広く聴かせる感じなのでむしろリスニングに向く印象でもある。
堅牢な作りで遮音性は高いが、かなりの重量級。