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2025年8月10日日曜日

nwm DOTS [MBE002]

ヌーム ドッツ [MBE002] (2024年発売)

※サンプル音声は割愛します。

構造:オープンエアー型イヤホン(フック型)
ドライバー:12mm
インピーダンス:非公開
最大入力:-
再生周波数帯域:80〜20,000Hz
出力感度:非公開
重量:約8g (片耳、テールチップ除く)
販売価格:約19,000円〜
Bluetooth規格:5.3
対応コーデック:SBC、AAC、LC3、CVSD、mSBC
連続再生時間:約8時間
管理アプリ:Android、iOS

nwm DOTS 周波数特性


寸評:
出音はnwm ONEを踏襲するかのような、高域に強いピークを持たせたシャリ付きのきついサウンド。また小口径ゆえに低域の密度は渋めだが、中央域は概ねニュートラルに整った素性の良いサウンドを聴かせる。
シリーズ共通のスマホアプリ「nwm Connect」によるサウンド調整が可能。簡易的ながらもパラメトリックEQは設定の融通が効くので、高域ピークの補正に是非とも活用したい。

耳に引っ掛けつつ挟み込む形での装着となるためメガネの併用には難があるが、装着感はかなり軽く耳への負荷は非常に小さい。フィット感がやや頼りないが容易に外れることはない。テールチップの位置やサイズで装着具合の細かい調整が効く。

各操作は左右本体の背面タッチで行う。一部カスタマイズ可能。
PSZ技術により開放構造ながらに音漏れは小さい。
通話の声をクリアーに届けるMagic Focus Voice。
ペアリングは10台記憶。2台同時接続(先行音声優先)が可能。
カラー5色展開。

【参考】nwm Connect「サウンド設定」によるキャリブレーション例

  1. 113Hz 6.0dB 2.0
  2. 6250Hz -6.0dB 0.25
  3. 8000Hz -6.0dB 0.5
  4. 8800Hz -6.0dB 0.4
  5. 130000Hz 6.0dB 2.0
※ポイントの帯域を重ねることで6dB以上の強い補正が可能。

 


nwm ONE [MBH001]

ヌーム ワン [MBH001] (2024年発売)



構造:オープンエアー型 ※耳スピーカー
ドライバー:12mm+35mm
インピーダンス:非公開
最大入力:-
再生周波数帯域:40〜20,000Hz
出力感度:非公開
重量:約185g 
販売価格:約33,000円〜
Bluetooth規格:5.3
対応コーデック:SBC、AAC、LC3、CVSD、mSBC
連続再生時間:約20時間

nwm ONE 周波数特性 [無補正](平面計測)


寸評:
開放型イヤフォンと同様の超小型スピーカーを耳元に配置したような音響システムで、従来のヘッドフォンとは少し異なった構造を持つ。オーバーヘッド型として大型トランスデューサーが使える利点により、2Wayユニットによるワイドな再生レンジを実現している。
ハウジング周りのダクトより逆相音声を放出し、これにより音漏れを相殺し低減するPSZ技術はnwmシリーズの売り。

デフォルト(無補正)ではピーキーな高域によりシャリつきが際立つサウンドだが、一方で中高域から低域にかけては非常にリニアに整った特性で、深い低域までしっかりと身の詰まったナチュラルな良質サウンドを聴かせる。
専用スマホアプリ「nwm Connect」によりサウンド調整が可能なので、高域のクセはこれでしっかりと補正しておきたい。EQ調整幅は小さいが、アプリ上で設定した値は即時反映されそのまま機器本体に記憶されるため、登録機器(最大8つ)において同じ出力音質が維持共有できるのは嬉しい。

イヤーパッド(耳を囲う部分)は細めの中空シリコンパッド。固定式で交換はできない。
装着性は軽量で側圧も優しいので疲れにくく、また汗ばみが気になるシチュエーションでの使用も苦にならない。

2台同時接続(先行音声優先)が可能。
通話送信音声のノイズ低減技術Magic Focus Voice搭載。
USBケーブルでの有線オーディオ接続も可能。
ダークグレイ、ライトグレイのカラバリ。


【参考】nwm Connect「サウンド設定」によるキャリブレーション例

  1. 3000Hz -2.0dB 2.0
  2. 5000Hz 6.0dB 0.8
  3. 7000Hz -6.0dB 0.5
  4. 8500Hz -6.0dB 1.0
  5. 8000Hz -3.0dB 0.4
※ポイントの帯域を重ねることで6dB以上の強い補正が可能。