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2023年2月26日日曜日

AKG K175

アーカーゲー K175 (2019年発売)



構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:32Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:18〜26,000Hz
出力感度:99dB
重量:244g (コード含まず)
販売価格:約5,000円〜

K175 周波数特性(平面計測)


寸評:
超低重心の大味サウンドによりベースやキックドラムは盛大にでしゃばるが、高域の薄さによってヴォーカルの勢いは失われステージ後方へ?まぁそんな感じに鳴らすかなりの曲者。
持ち歩きに便利な小型で折りたたみ式のオンイヤータイプだが、結構重量感があるうえに締め付けが強く耳が疲れやすい。
硬質な付属ケーブルは接触ノイズが伝わってしまうが、肩に触れがちで邪魔な脱着プラグも相まって鬱陶しさが倍増。

Roland RH-A7

ローランド RH-A7 (2012年発売)



構造:オープンエアー型
ドライバー:40mm
インピーダンス:34Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:10〜25,000Hz
出力感度:97dB
重量:200g
販売価格:約7,000円〜

frequency response
RH-A7 周波数特性(平面計測)

RH-A7 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
ハイバイアス気味なバランスで低域の量感は少し薄く、また高音域はシャリ付き気味だが、全体像のスッキリとしたクセの少ない素直なサウンド。
側圧はソフトで装着感は軽いが、イヤーパッドが硬めで耳への当たりが気になる。
コストパフォーマンスが良く、小型で軽く小回りの効く即席ヘッドフォンにちょうど良い。



2020年3月17日火曜日

Takstar Pro 82

タクスター プロ82




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:10〜20,000Hz
出力感度:96dB
重量:約235g (コード含まず)
販売価格:約5,000円〜
frequency response
Pro 82 [ベースブーストOFF] 周波数特性(平面計測)

Taster Pro 82 Frequency Responce
Pro 82 [ベースブーストOFF] 周波数特性(旧ダミーヘッド)

Pro 82 ベースブースト比較(旧ダミーヘッド)

メーカー公称ベース比較グラフ


寸評:
全体像としてはハイバイアス気味でツヤ感が際立つスッキリとした出音。ダクト開放量の調整により3段階でベースゲインのカスタマイズが可能だが、ノーマル(全閉)でも不足感はなく最もニュートラルなバランス。中間(1段開放)設定にするとタイトなベースがブレンドされドンシャリ感が増す。2段め(2穴全開)は流石に過多で低音が唸るが、中〜高域への干渉は薄いので歯切れは悪くない。
クッション、側圧共に非常にソフトな軽い装着感は良好。
低価格製品ながらもリッチなハードケースに収められてくる。ソフトケース(巾着袋)も付く。

2019年11月28日木曜日

Behringer HPX6000 Professional DJ Headphones

ベリンガー HPX6000 DJ ヘッドフォン (2013年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:50mm
インピーダンス:24Ω
最大出力:2,000mW
再生周波数帯域:20〜20,000Hz
出力感度:98dB
重量:308g (コード含まず)
販売価格:約6,000円〜
HPX6000 Frequency Response
HPX6000 周波数特性 (平面計測)

HPX6000 Frequency Response
HPX6000 周波数特性 (旧ダミーヘッド)

寸評:
深くパワフルなベースがいささか過度で纏わりついてしまい、全体的に篭ったように聴こえてしまうのが勿体無い。
イヤーパッドが硬めで薄く、耳当たりが大きい上に耳を覆いきれない浅い装着感はとても良好とは言えず、熱がこもりやすいのも難点。

Takstar TS-671

タクスター TS-671 (2012年発売)




構造:オープンエアー型
ドライバー:53mm
インピーダンス:120Ω
最大入力:500mW
再生周波数帯域:12〜25,000Hz
出力感度:105dB
重量:約375g (コード含まず)
販売価格:約5,000円〜

TS-671 Frequency Response
TS-671 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
一般的な開放型らしい鳴らし方が故低域が薄く細身な印象ではあるが、嫌味な癖がなく全体像がクリアーでしっかりと解像する素直な鳴りで、喩えるならオーテクAD系の印象によく似た出音。ヴォーカルなど若干ツヤ感の薄く映る部分も見受けられるがさほど気になるレベルではない。
特別側圧が強いわけでなくイヤーパッドも標準的なクッション性だが、大ぶりな構造、重量感により違和感の大きい装着性には多少のケチがつく。
ケーブルはカールコード2.2mで標準プラグの仕様。

2019年7月13日土曜日

audio-technica ATH-AVC500

オーディオテクニカ ATH-AVC500 (2015年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:53mm CCAW
インピーダンス:40Ω
最大入力:1,800mW
再生周波数帯域:10〜25,000Hz
出力感度:106dB
重量:約270g
販売価格:約5,000円〜

ATH-AVC500 Frequency Response
ATH-AVC500 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
メリハリの効いた元気な出音だが、かなり癖っぽい鳴らし方で前面にくる割にこもりがちだったり存在感のある音が変に奥まったりと、主張の強さとツヤ感とが噛み合わず不自然な立体感や独特な音質変化を醸すところがある。
ATH-AVA500の姉妹機となる密閉型モデルで、ハウジング構造とイヤーパッド以外基本構造は同じ。ドライバーも同一と思われるがグリルのメッシュパターンの違いのほか、当機ではバッフル設置角を設けているといった相違がある。

FOSTEX TH7

FOSTEX TH7 (2016年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:70Ω
最大入力:100mW
再生周波数帯域:10〜35,000Hz
出力感度:100dB
重量:約265g
販売価格:約6,500円〜
frequency response
TH7 周波数特性(平面計測)

TH7 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
低域荷重の目立つた前代TH-7Bの基本構造そのままに、密閉構造とすることにより低音域増幅を抑制し、繋がりの良い自然な鳴りを得ている。しかしその反面で、中抜け型の特性バランスで得られていた音場の奥行き感も薄まる結果となり、昨今のニーズとは裏腹な平面的で味気のない出音に変わってしまった。
またファッション性アピールの4色カラーバリエーションだが、ただただチープさが増し玩具感が強まるばかりな印象も。
良化点としては、さりげないながらも装着する際にヘッドバンドのアジャスタが勝手に戻ってしまうことがなくなったのは嬉しい。

2019年5月24日金曜日

AKG K245

アーカーゲー K245 (2019年発売)




構造:オープンエアー型
ドライバー:50mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:15〜25,000Hz
出力感度:109dB
重量:約295g
販売価格:約7,000円〜
K245 Frequency Response
K245 周波数特性(平面計測)


K245 Frequency Response
K245 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
K240系の後継モデルという位置付けだが、全面的仕様変更により出音傾向は大きく異なっており、超低域から広いレンジで鳴らす今時のデバイスらしく変貌を遂げている。
やや尻上げ傾向で低域の深みが印象的だが、全体的によく整った特性を示す。強いて言えば、中高域が少し抑えられ気味でヴォーカルなどのツヤが少し渋く映る面はある。

合皮タイプのイヤーパッドが用いられているため開放感は薄い。パッドの質感は従来のK240系よりかなりマシにはなったもののソフト感はそこそこのレベル。また微妙に増した縦横の圧力感や本体の重量感により装着性は一進一退の印象。
折りたたみ構造だが、形状的にさほどコンパクトに収まるわけでもなく中途半端。邪魔にはならないが実用性は薄い。
付属の着脱式カールコードは被覆が硬質で巻き部より本体側に触れるとタッチノイズが目立つ。

2019年4月19日金曜日

Superlux HD672

スーパーラックス HD672 (2018年発売)




構造:セミオープンエアー型
ドライバー:50mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:20〜20,000Hz
出力感度:95dB
重量:約267g(コード含む)
販売価格:約5,000円〜
frequency response
HD672 周波数特性(平面計測)

HD672 Frequency Response
HD672 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
弱ドンシャリ傾向も中抜け感は薄くバランスは良好。若干高域ピークが目立つ感じだが、キレ良く深みのある低域から伸びやかな超高域まで明瞭で且つ透明感のある鳴り。遮音性は乏しいがセミオープンらしいワイドな音場感も相まってスッキリと心地良く聴かせてくれる。
側圧は平均的でヘッドバンドの押し付けもソフトなので装着感は悪くないが、ラジアルタイヤのような模様の入った特殊なゴム質イヤーパッドの感触は流石にイマイチ。このパッドは内側からめくれる薄いゴム皮膜のドーナツチューブ形成構造で、装着感はかなり柔らかい。取り外して水洗いができるとの触れ込み。
ケーブルは直出し2.5m。
黒と白のカラーバリエーション。

STAYER Hi-Res STEREO HEADPHONE 2

ステイヤー Hi-Resステレオヘッドホン2 (2017年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:16Ω
最大入力:40mW
再生周波数帯域:5〜40,000Hz
出力感度:98dB
重量:約235g (コード含まず)
販売価格:約5,000円?〜
frequency response
Hi-Res ステレオヘッドホン2 周波数特性(平面計測)

Hi-Res STEREO HP2 Frequency Response
Hi-Res ステレオヘッドホン2 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
VINON P901のオリジナル?と思しきRIGEL(リゲル)のクローン製品の一つであるSTAYER Hi-Resステレオヘッドホンの後継機で、基本仕様はそのままに楕円形のイヤーホールド構造としたいわば改良版。おそらくLEPLUS「極の音域 Hi-Res」シリーズのBETELGEUSE(ベテルギウス)と同型機と思われる。

出音は低域の量がやや多めだが、濁りなくクリアーに鳴らす。加えて再生レンジの広さも非常に素晴らしく、超低域から超高域までゆったりとのびのびとソースの隅々までしっかりと聴かせる。
回転部の鳴きはあるが安っぽさのない丈夫な構造。ヘッドバンドは前作を踏襲しているため側圧はやや強めだが、パッドの柔軟性によりさほど窮屈さはない。
ケーブルは着脱式で、一般的な3.5mmミニプラグステレオ仕様、1.2m布巻きケーブルが付属。
シルバーとブラックのカラーバリエーション。


※すでに販売終了しているが、左右極性反転の不具合のある未開封在庫品が出回っている。入手の際は修理前提と踏まえよう。

FOSTEX TH-7B

FOSTEX TH-7B (2010年発売)




構造:セミオープンエアー型
ドライバー:40mm
インピーダンス:70Ω
最大入力:100mW
再生周波数帯域:20〜20,000Hz
出力感度:98dB
重量:約260g
販売価格:約6,500円〜
frequency response
TH-7B 周波数特性(平面計測)

TH-7B Frequency Response
TH-7B 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
中域から高域はスッキリとキレイに鳴らしているのだが、低域の盛りが多いためベースの強いソースでは中低域付近までしつこくまとわりつきがちで、明瞭感が削がれてしまうのが勿体無い。
側圧やイヤーパッドはソフトだが、径が小さく耳の収まりが悪いため耳への当たりは少々気になる。
1.2m両出しケーブルはねじれ癖が強くゴム状の表皮はごわつく。

ちなみにハウジング背面の四角形に配されたポートを塞ぐことで低音が抑えられ、適切なレベルに落ち着いて全体像がスッキリとする。後継のTH7が密閉型とされた理由はその辺にあるのではなかろうか。

2019年3月6日水曜日

marantz PROFESSIONAL MPH-2

マランツプロ MPH-2 (2016年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:50mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:10〜30,000Hz
出力感度:100dB
重量:約305g (コード含まず)
販売価格:約6,000円〜

MPH-2 Frequency Response
MPH-2 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
大きく盛られた低音荷重の強いドンシャリだが、高域が刺さることもなくシャリ付きも軽微。モニターとしては少々癖が強いが、キレのあるベースはしつこくなく、意外にスッキリとした印象で聴かせる。
キャラ的にはSONY MDR-1Aによく似た出音だが、そのハイレゾ機よりも可聴超高音までより伸びやかに鳴らせている点で優秀。また音漏れの少なさも断然優る。
少し重量感があるが、折りたたみ構造はオーテク上位モニタータイプの流用と思われ、一部可動部の鳴きは見れるものの作りがしっかりとしている。
側圧は強めだが、分厚いイヤーパッドは非常に柔軟で大きく沈み込むため、側圧を分散して馴染みも良い。
3.5mmプラグ仕様のスクリュー固定機構付き着脱コネクターも他に見掛けない仕様。
クローン製品らしきものがいくつか存在するが、関連性は不明。

SoundPEATS A2

サウンドピーツ A2 (2018年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:20〜20,000Hz (Bluetooth時)
出力感度:非公開
重量:190g
販売価格:約4,000円〜
Bluetooth規格:4.1
対応コーデック:SBC
連続再生時間:約20時間

A2 周波数特性 [ワイヤード](旧ダミーヘッド)

A2 周波数特性 [ワイヤレス](旧ダミーヘッド)


寸評:
極端な低域荷重バランス。硬めな低音で深みはないが過度な量で全体像が澱みがち。
フォローすれば、低音山はタイトなためもたつきは軽微で、またやや細身な中央域から高域にかけては伸びやかに鳴らせているので、ベースの薄い楽曲ならばそこそこには聴ける。
ワイヤレスでBASS BOOST機能を備えるが、デフォルトでもブースト状態だけに...。

Superlux HD668B

スーパーラックス HD668B (2012年発売)




構造:セミオープンエアー型
ドライバー:50mm
インピーダンス:56Ω
最大入力:300mW
再生周波数帯域:10〜30,000Hz
出力感度:98dB
重量:約222g (コード含まず)
販売価格:約4,000円〜

HD668B Frequency Response
HD668B 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
低域レンジが浅く軽いため今時としては物足りない印象だが、中〜高域に至っては手元のHD681と比較してもほぼ違いのないレベル。機種名末尾に「B」が付くことからHD681Bの出音に類似したものと思われる。
出音のみならず、スペックや構造までもが類似していることからHD681直系シリーズと解釈でき、ヘッドバンドなどオリジナルデザインに変更された進化版といったところだが、B型以外のラインナップは存在しない様子。
ヘッドバンドに調整機構はなく、作りの簡素なウイングサポートは押さえつけがかなり貧弱なためほとんど側圧のみで維持される感じ。シリーズ継承のイヤーパッドの硬さもあり、装着感は悪化したと言わざるを得ない。

2019年2月17日日曜日

Superlux HD661

スーパーラックス HD661 (2013年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:68Ω
最大入力:200mW
再生周波数帯域:10〜20,000Hz
出力感度:102dB
重量:約190g
販売価格:約4,000円〜

HD661 Frequency Response
HD661 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
ドンシャリ特性だが、明らかに高音過多でシャリ付きが非常に目立つ。一方の低音側は量感こそ乏しく感じられるものの意外に深くまで出せているので、チューニング次第では案外化けるのではないか。
構造がチープで装着性に難ありで、ヘッドバンドの調整が何一つ効かないウイングサポート型だが、サポートの角度が浅いためほぼ意味をなさず、大人の男性でさえ側圧のみで装着するような感覚。カラーバリエーション豊富なので女性や子供が飛びつきそうだが、装着性の難が尚更強まると思われとてもオススメできない。

Superlux HD681 EVO

スーパーラックス HD681 EVO (2013年発売)




構造:セミオープンエアー型
ドライバー:50mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:300mW
再生周波数帯域:10〜30,000Hz
感度:98dB
重量:265g (コード含まず)
販売価格:約4,000円〜

HD681 EVO Frequency Response
HD681 EVO 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
当機が先発だが、後発のKAWAI SH-7との比較として記す。
SH-7と全く同一仕様で、構造的にもほぼ同一パーツで構成されているようだが、イヤーパッドの質感や製造処理など細かい点での相違が見られる。
音質に関してもやはりSH-7との類似性が色濃く認められるが、低域のピークが高めでパンチが効く反面で深みがなくまとわりつきがちで高域にも若干トゲがあり、ドンシャリ傾向が目立つ。
いささか大味な作りで、装着感は締め付けがきつく圧迫感が大きい。
ケーブルが1mと3mの2種付属するのはありがたい。
白と黒の2色のカラーバリエーションがある。

2018年10月12日金曜日

audio-technica ATH-M40fs

オーディオテクニカ ATH-M40fs (2000年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:60Ω
最大入力:1,600mW
再生周波数帯域:5〜28,000Hz
出力感度:100dB
重量:250g (コード含まず)
販売価格:約6,000円〜

Frequency Response
ATH-M40fs 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
古い設計ながらも起伏の小さい比較的フラット傾向の特性を示すが、その出音は中音域が目立つやや癖っぽいかまぼこ型で、そのため再生レンジがかなり狭く感じられるうえに音場感も乏しい。
大型イヤーパッドで側圧も強くなく装着疲れはしないが、内部が浅くスポンジが耳に当たる。
共鳴が強いのか音漏れは少し多め。
プラ主体構造でややキシミが気になる。
ケーブルは3.4mストレート標準プラグ仕様。

2018年9月14日金曜日

audio-technica ATH-M30

オーディオテクニカ ATH-M30 (2006年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:65Ω
最大入力:1,600mW
再生周波数帯域:20〜20,000Hz
出力感度:100dB
重量:200g (コード含まず)
販売価格:約7,000円〜

ATH-M30 Frequency Resopnse
ATH-M30 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
やや低音荷重気味なバランス。中音域の鳴らし方は自然でボーカルなどの再現性は良いが、高域の伸びがやや乏しく艶やかさが薄い。
ヘッドバンドは一般的によく目にするスタンダードな構造デザインだが、軽量で且つ適度な側圧により装着感は良い。

2018年9月3日月曜日

KRK SYSTEMS KNS 6400

ケーアールケーシステムズ KNS 6400 (2010年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:36Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:10〜22,000Hz
出力感度:95dB
重量:202g (コード含まず)
市場価格:約6,000円〜
frequency response
KNS6400 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
KNS6400 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
低音の鳴らし方が少し軽い印象も、可聴範囲ほぼ全域に渡って非常に平滑な特性で特別耳に付くような癖は感じられない。また軽量で装着感も軽めなので長時間の使用でも疲れにくく、用途を問わず使い勝手に優れた一台。
昨今の味付けが強めな音に慣れてしまうとやや丸みを帯びた大人しめな全体像にも感じられるが、しっかりと輪郭があり濁りのない出音であることからもむしろこれが自然なのだと気付かせてくれる。
やや華奢な作りで角面の多いいささか幼稚さを醸すデザインだが、意外にしっかりしていてキシミがないのが救いどころ。
着脱式の専用ケーブルは硬くゴワつきがちで、ゴム表皮のグリップも強く取り回しづらい。
ハウジングが簡素な構造なのか、抜き穴も相まって密閉型にしては音漏れは比較的多め。

2018年8月17日金曜日

Creative Aurvana Live! [HP-AURVN-LV]

クリエイティブ アルバナ ライブ! [HP-AURVN-LV] (2007年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:10〜30,000Hz
出力感度:103dB
重量:210g
市場価格:約5,000円〜
frequency response
Aurvana Live! 周波数特性(平面計測)

Frequency Response
Aurvana Live! 周波数特性(旧ダミーヘッド)

寸評:
癖が少なくバランスの優れた素直な出音で、伸びのある高域から深い低音までワイドに鳴らすレンジ感は素晴らしい。
イヤーパッドはやや小振りだが、軽量なボディに側圧が優しく耳当たりがソフトなので耳への負担は少ない。
出音の面では価格以上のものを醸すなかなかの良機だが、ゴム被覆の細い両出しケーブルなど使用パーツはチープで光沢仕立てのデザインもセンスに乏しく外観上の安物感は否めない。