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2025年8月2日土曜日

TAGO STUDIO T3-03

タゴスタジオ T3-03 (2022年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:70Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:20〜20,000Hz
出力感度:102dB
重量:約260g (コード含まず)
販売価格:24,600円(税込)

T3-03周波数特性(平面計測)


寸評:
「より近く、より鮮烈に」と謳うT3-01の弟分。
そんな出音は中高域が底となる弱ドンシャリ傾向で、少し奥行きのある音場を演出する。
T3-01が特化的にヴォーカル再生の正確性が光るもややナローなレンジ傾向に対し、こちらは再生レンジにゆとりのある鳴らし方で、主役は控えめとなるが、低域のパンチ、高域解像の部分では優れた面を見せる。

底の浅い合皮製イヤーパッドだが、当たりはソフトでホールドもしっかりとしており装着感は良好。
ケーブルのタッチノイズが少し目立つ。

2025年6月21日土曜日

TAGO STUDIO T3-01

タゴスタジオ T3-01 (2017年発売)



構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:70Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:5〜40,000Hz
出力感度:100dB
重量:約321g (コード含まず)
販売価格:69,300円(税込)


T3-01 Frequency Response
T3-01 周波数特性(平面計測)


寸評:
「究極のナチュラルサウンド」を目指したという評判モニター。
原音忠実再生といった狙いとは少し異なる印象だが、全体バランスは概ねニュートラルで、中〜中高域に至るリニアに整った特性により無用な奥行き演出なくヴォーカルを正確な位置に浮き立たせる。ただ意図的なのか高域の鋭さが削ぎ込まれた少々エッジの緩いソフトなサウンドで、いささか解像乏しくも映る。
低域レンジはやや浅めだが、タイトに膨らませて若干パンチを効かせる。

フロック生地仕様のイヤーパッドはソフトで厚みがあり、包み込まれるような装着感。ヘッドパッドも交換可能なので長期に渡って使える。
丈夫そうな布巻きケーブルだが、硬質でねじれ癖が強くやすく、また擦れ、タッチノイズが伝わりやすいなど難点が多い。
贅沢なウッドのエンクロージャーが目を惹くが、価格と重量に重くのしかかる...