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2026年7月18日土曜日

Sennheiser HD 480 PRO

ゼンハイザー HD 480 プロ (2026年発売)


構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:38mm
インピーダンス:130Ω
最大入力:300mW
再生周波数帯域:3〜28,700Hz
出力感度:98dB
重量:約272g (コード含まず)
販売価格:約62,000円〜

HD 480 PRO 周波数特性(平面計測)


寸評:
機動性の高いHD 490 PROのボディデザインを継承する、レコーディング向けの密閉型モデル。
よく似た外観とは裏腹に出音はガラリと異なり、重心が低くエッジの立たないウォーム傾向のサウンドを醸す。低重心バランスという点ではProducing Ear Pads(ベロアの方)装着時の490 PROっぽくも映るが、高域に伸びは感じられるものの中高域が細いためにツヤ感乏しく、全体的にボテっとしたイメージで今ひとつ垢抜けない。

付属ケーブルは3mのコイル仕様。

2025年12月25日木曜日

Sennheiser HD 620S

ゼンハイザー HD 620S (2024年発売)


構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:42mm
インピーダンス:150Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:6〜30,000Hz
出力感度:110dB
重量:約362g (コード含まず)
販売価格:約46,000円〜

HD 620S 周波数特性(平面計測)


寸評:
深々と充実したややパンチのある低域と艶やかで伸びやかな高域が特徴的。それ故か若干低重心傾向のドンシャリ気味にも映るが、暴れがちな中高域は卒なくまとめられて薄まることもなくスッキリと見通しの良い素直なサウンドを聴かせる。

非常にタイトな締め付けが流石に気になるが、内口径の大きいイヤーパッドは当たりも柔軟で、思ったほどに疲れが来ない。

2025年9月26日金曜日

Sennheiser HD 630VB

ゼンハイザー HD 630VB (2015年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:23Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:10〜42,000Hz
出力感度:114dB
重量:約420g
販売価格:-

HD 630VB / BASS BOOST 周波数応答特性比較


寸評:
「VARIABLE BASS BOOST」を搭載。右チャンネルハウジング背面のダイヤルで低音域の量を調整できる。
個性的な出音で原音をガラリと変えて聴かせる。中低域ディップは低音ブーストによるボヤけ、濁りを防ぐ効果もあるが、中高域の大きなギャップは芯を細くし主役の存在感を薄めてしまう。

400gオーバーで外観もヘビースタイルだが、右ch側直出しの1.2mマイク付きケーブルに折りたたみ構造という明らかにモバイル向けとしか思えない挑戦的な仕様。
ボディ設計は後にノイマンNDHシリーズへと継承。

2025年7月7日月曜日

Sennheiser HD 300 PRO

ゼンハイザー HD 300 プロ (2022年発売)



構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:64Ω
最大入力:500mW
再生周波数帯域:6〜25,000Hz
出力感度:108dB
重量:297g (コード含まず)
販売価格:約17,000円〜

Frequency Response
HD 300 PRO 周波数特性(平面計測)


寸評:
高音域の散在ディップによるエッジの甘さや主役が後退気味に映ってしまうのが惜しいが、無用な味付けのないニュートラル性とディープな低域レンジは優秀。

ケーブルは作業に邪魔にならない1.55mストレート仕様で、独自のビス留め脱着式でメンテ交換が可能。根元部がコイル状でタッチノイズ対策が施されている。
締め付けがタイトで装着疲れが少々気になる。

2024年3月25日月曜日

Sennheiser HD 490 PRO

ゼンハイザー HD 490 プロ (2024年発売)

HD 490 PRO [Producing Ear Pads]

HD 490 PRO [Mixing Ear Pads]

構造:オープンエアー型
ドライバー:38mm
インピーダンス:130Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:5〜36,100Hz
出力感度:105dB
重量:約260g (コード含まず)
販売価格:約60,000円〜

HD 490 PRO (P) Fequency Response
HD 490 PRO [Producing Ear Pads] 周波数特性(平面計測)

HD 490 PRO (M) Fequency Response
HD 490 PRO [Mixing Ear Pads] 周波数特性(平面計測)


パッケージ内掲載の公称グラフ


寸評:
サウンドカラーの異なるイヤーパッドが2種用意されているが、これにより大きな音質変化を体現でき、イヤーパッドというパーツの重要性を改めて思い知らされる。
ヘッドバンドパッドも面ファスナーで脱着交換が容易。
同社他現行モデルと比べてヘッドアームの伸縮にゆとりがあり適度な側圧。また稼働部の自由度が高く軽快に動くため装着の決まりが良い。
付属ケーブルは1.8mミニXLR仕様の片出し式だが、左右どちらも接続可能。また接続部直下のコイルによりケーブルの接触ノイズを遮断。
非力なアンプでもパワフルに再生できる高能率性能。

プレミアムセット売りの"PLUS"には、専用ケース、3mケーブル、ファブリック仕様のヘッドパッドが追加付属する。

[Producing Ear Pads]
リスニング向けのイヤーパッドで、こちらがデフォルトで出荷されている。
ベロア表皮だが、ソフトな低反発の中密度ウレタンによって遮蔽性があり、これにより低域側に荷重の乗った大味なドンシャリサウンドが得られる。

[Mixing Ear Pads]
ファブリック表皮に低密度ウレタンの軽いクッションの仕様で音抜けが良い。
中高域処理により音場を若干広めに聴かせる演出はあるが、全域を通して概ねニュートラル。特に中域から超低域に至る平滑性は素晴らしく低域レンジの深さにも目を見張るものがあるが、重々しくならずナチュラルに鳴らす点は秀逸。
本機の性能を活かすならこちら。

2024年3月20日水曜日

Massdrop x Sennheiser HD 58X Jubilee

マスドロップ x ゼンハイザー HD 58X ジュブリー (2016年発売)


構造:オープンエアー型
ドライバー:38mm
インピーダンス:150Ω
最大入力:500mW
再生周波数帯域:12〜38,500Hz
出力感度:104dB
重量:260g (コード含まず)
販売価格:$149 $199 (国内正規販売なし) 

HD 58X Jubilee 周波数特性(平面計測)


寸評:
HD 580の記念限定モデルで、HD 600のプロトタイプとなったHD 580 Jubileeの復刻版ということだが、新型ドライバの採用や構造面の改訂により別物の様相。
本来なら出音が酷似しているはずのHD 580やHD 600、またHD 650に比べても低域レンジが深く高域も少し落ち着いているため、むしろHD 660S2に類似したサウンドだが、高域は明瞭感をやや残しているため曇った感は軽微。良いとこ取りのハイコストパフォーマンス機。

Dropサイトのみ限定販売。

Sennheiser HD 580 Precision

ゼンハイザー HD 580 プレシジョン (1993年発売)


構造:オープンエアー型
ドライバー:非公開
インピーダンス:300Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:12〜38,000Hz
出力感度:97dB
重量:約260g (コード含まず)
販売価格:- 

HD 580 Frequency Response
HD 580 precision 周波数特性(平面計測)


寸評:
"Precision"の名が示す通りサウンドの正確性が示された歴史的名機で、HD 600系の原点。後に背面開放部に金属メッシュを纏った50周年記念モデルHD 580 Jubileeが限定販売されるが、その量産モデルが御影石カラーのHD 600となる。
次代とはメッシュ部以外に音響構造に違いはないので出音もほぼ同一のはずだが、製造年代によりパーツ更新されている背景もあってか手元のHD 600と比較すると高域がやや明瞭で、音質に若干の差異が見られる。

2023年6月1日木曜日

Sennheiser HD 660S2

ゼンハイザー HD 660S2 (2023年発売)


構造:オープンエアー型
ドライバー:38mm
インピーダンス:300Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:8〜41,500Hz
出力感度:104dB
重量:260g (コード含まず)
販売価格:約90,000円〜

HD 660S2 Frequency Response
HD 660S2 周波数特性(平面計測)


寸評:
名機HD 600の系譜四代目とされるが、後継というよりも現役直系(HD 600、650)との棲み分けを図ったモデルともいうべきか。
先代660Sは中高域に不足感があり敬遠したが、サウンド傾向は受け継ぎつつもいくらか明瞭化が図られた印象。HD 600等に比べて低域レンジにゆとりが増しているが、中高〜高域が抑えられ、やや退き気味で薄らとスモーキーな聴かせ方をする。

2019更新後のHD 600系ファミリーで構造パーツが共有されており、装着性はそれらと全く同様にタイト。
バランスケーブルも付属する。

2023年4月12日水曜日

Sennheiser HD 650

ゼンハイザー HD 650 (2003年発売)


構造:オープンエアー型
ドライバー:42mm(D径38mm)
インピーダンス:300Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:10〜41,000Hz
出力感度:103dB
重量:260g (コード含まず)
販売価格:約45,000円〜

frequency response
HD 650 周波数特性(平面計測)

frequency response (damage)
HD 650 [弱ダメージパッド] 周波数特性(平面計測)

寸評:
HD 600の後継に当たるこれまた今なお継続販売中のロングセラー機だが、先代のニュートラルな特性を色濃く受け継ぎながらも若干重心を下げたサウンドに調整されている。

ボディ構造も先代を継承するが、付属ケーブルは左右の色分けのない幅太なものとなり、コネクタも少し長く突き出す形になった。
2019年のファミリー同時マイナーチェンジにより側圧がタイトになっている。

2023年4月11日火曜日

Sennheiser HD 200 PRO

ゼンハイザー HD 200 プロ (2021年発売)


構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:32Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:20〜20,000Hz
出力感度:108dB
重量:184g (コード含まず)
販売価格:約8,000円〜

frequency response
HD 200 PRO 周波数特性(平面計測)


寸評:
ブーミーな低音がしつこいローバイアスなサウンドが真っ先に耳に付くが、しかし意外と素性は良いようで、過多な200Hz以下を押さえ込むとシャープな中〜高域が好バランスで露わになる。EQありきでの使用を強く推奨したい。
かなりチープな造りだが、コンパクトで軽い。

Sennheiser HD 600

ゼンハイザー HD 600 (1997年発売)


構造:オープンエアー型
ドライバー:非公開
インピーダンス:300Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:12〜40,500Hz
出力感度:97dB
重量:260g (コード含まず)
販売価格:約30,000円〜

frequency response
HD 600 周波数特性(平面計測)

寸評:
登場から四半世紀を経た現在もなお継続販売中の歴史的な名機だが、所以はもちろん世界中の現場で定評を博す模範的なニュートラルサウンドにある。スッキリと伸びやかでありながら鋭さのない高音域の耳馴染みの良さは秀逸で、聴き疲れしないナチュラルなサウンドを奏でる。
一長一短ある両出しケーブルは接触ノイズ軽減のため軟質で細めとなっており、また小コネクタで首を振っても邪魔にならない点も良い。

2019年のファミリー3機種リニューアルでボディ仕様が変更されているが、基本スペックに変更はない(としている?)。

2023年2月26日日曜日

Sennheiser HD 560S

ゼンハイザー HD 560S (2021年発売)



構造:オープンエアー型
ドライバー:38mm
インピーダンス:120Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:6〜38,000Hz
出力感度:110dB
重量:280g (コード含まず)
販売価格:約25,000円〜


frequency response
HD 560S 周波数特性(平面計測)


寸評:
HD 660Sの弟分ながらにそのポテンシャルは非常に高く、超低域からワイドなレンジ感に優れたニュートラル性の高いサウンドに加え、ツヤのある高域が心地よい空気感を醸す優良機。
ゼンハイザー特有のタイトな造りで側圧は少々きつめだが、ポジションがビタっと決まればさほど疲れにくい。
後に登場するスタジオ向けモニターHD 400 PROはケーブルなどパッケージを変更しただけの同一ボディ別称モデル。ゼンハイザーはなぜかこういう展開やらかしがち。

2019年11月28日木曜日

Sennheiser HD 569

ゼンハイザー HD 569 (2016年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:23Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:10〜28,000Hz
出力感度:115dB
重量:約286g (コード含まず)
販売価格:約14,000円〜
frequency response
HD 569 周波数特性(平面計測)


寸評:
HD 500シリーズ異色の密閉型モデルで、Amazon.co.jp限定販売とされるHD 598 Csとは外観デザインが異なるのみの同一性能機。こちらがメーカー正規ラインナップとなる。
重量面で多少のアドバンテージがあるが、革巻きヘッドバンドの新型に比べ従来型デザインはいささかチープに見える上、若干タイトな装着構造のため頭幅のある人にはフィット感がやや甘い。そのため589 Csとは聞こえ方の印象が異なる場合がある。

2019年7月14日日曜日

Sennheiser HD 598 Cs

ゼンハイザー HD 598 Cs (2016年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:23Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:10〜28,000Hz
出力感度:115dB
重量:約334g (コード含まず)
販売価格:約14,000円〜
HD 598 Cs 周波数特性(平面計測)


寸評:
開放型で知られるHD500系異色の密閉型モデル。
直系の印象を損ねず当たりの柔らかいサウンドを醸すが、低域が深くワイドに伸びつつも特性がニュートラルに整えられたことでもたつき緩和とともに音場に奥行きが加わり、聴き心地は確実に向上している。
ツヤ感、空気感として高域にもうひと伸び欲しい印象だが、系譜の出音にこだわったチューニングは譲れないところか。
沈み込みの良いソフトなクッション性の大型イヤーパッドは(勘違いされがちだがベロアではない)フロック(植毛)生地仕立ての珍しい仕様。装着感は良好だが、密閉型としては音漏れは目立つ。

なお、型番末尾英字が付く当機は特別モデルで、メーカー公式ラインナップには同一スペック(ヘッドアームは従来形状)のHD 569が同時期に出ている。

Sennheiser HD 598

ゼンハイザー HD 598 (2010年発売)




構造:オープンエアー型
ドライバー:非公開
インピーダンス:50Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:12〜38,500Hz
出力感度:112dB
重量:約246g (コード含まず)
販売価格:約25,000円〜
frequency response
HD598 周波数特性(平面計測)


寸評:
低域荷重型のかまぼこバランスで、低域、高域共に伸びがなく明瞭感に乏しいモタッとした緩いサウンド。中高域が立ち、ヴォーカルは少々迫って聴こえる。

当機派生の特別仕様ラインナップが多いが、同じ型番を持つ HD 598 SEは色違い、HD 598 SRはデザイン、パッケージと共に低価格化されたマイナーチェンジモデルでいずれも仕様変更はない。またHD 598 Csはマイナーチェンジの密閉型モデル。

2019年7月13日土曜日

Sennheiser MOMENTUM Wireless (M2 AEBT)

ゼンハイザー モメンタム ワイヤレス (2015年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:28Ω (パッシブモード)、480Ω (アクティブモード)
最大入力:非公開
再生周波数帯域:16〜22,000Hz
感度:113dB
重量:約265g
市場価格:約28,000円〜
Bluetooth規格:4.0
対応コーデック:SBC、aptX
連続再生時間:22時間
frequency response
MOMENTUM Wireless [Line / NoiseGurd off] 周波数特性(平面計測)


寸評:
第二世代MOMENTUM(M2)をベースにBluetooth、NoiseGurdを搭載したモデル。
出音はM2そのものと言って良いが、基本傾向は初代より色濃く継承されており、ハウジング周りの見直しにより装着性改善がなされたことでややスッキリと見通しの良い音になっている。
ノイズキャンセルは音質への干渉が全く感じられないレベルで十分な効果が得られる。
ワイヤレスアンプ組み込みによりハウジングの厚みが増えたほか、渡りケーブルが平太なものに変更されているが、重量は更に増え初代より1.5倍増。
操作部、接続端子は全て右側に配置されている。

2019年5月14日火曜日

Sennheiser HD 280 Pro

ゼンハイザー HD 280 プロ (2004年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:64Ω
最大入力:500mW
再生周波数帯域:8〜25,000Hz
出力感度:102dB
重量:約220g (コード含まず)
販売価格:約11,000円〜


HD 280 Pro Frequency Response
HD 280 Pro 周波数特性(平面計測)



寸評:
超低域のレンジが深くタイトに立つ一方で、高域は角の立たない優しめな鳴りで、全体的に概ねニュートラルにそつなく鳴らす。
プラ主体で少々子供じみたデザインの折りたたみ構造だが、意外なほど堅牢。
側圧がかなり強くイヤーパッドのスポンジも硬めなため少々疲れやすい。
直出しカールコードで重量感は否めない。
なお、2017年にデザイン一新した新型が出ているが、基本仕様に変更はない。

2019年4月19日金曜日

Sennheiser HD 380 Pro

ゼンハイザー HD 380 Pro (2009年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:54Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:8〜27,000Hz
出力感度:110dB
重量:約235g (コード含まず)
販売価格:約15,000円〜

HD 380 Pro Frequency Response
HD 380 Pro 周波数特性(旧ダミーヘッド)


寸評:
超低域の深い鳴りが特徴的だが、キレの良い低音のためモタつきもなくさほど過多に感じさせない。中域は非常にナチュラル。高域に派手さはなく優しい鳴りのため、全体像は案外大人しめな印象。
幅広な折りたたみ構造のデザインはアンバランスでいささか不細工。
非常に強烈な側圧で圧迫感が大きいが、大型イヤーパッドでホールド領域が大きいため圧が広範囲に分散するためか思ったほどには疲れが出にくい。
見た目に分からないが、本体側がL型で横向きに差し込む特殊形状の着脱式ケーブル。付属は最大長3mのカールコードのみで重さがやはり気になる。

2019年1月28日月曜日

Sennheiser HD 4.30i

ゼンハイザー HD 4.30i (2016年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:18Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:16〜22,000Hz
出力感度:112dB
重量:約152g (コード含まず)
販売価格:約9,000円〜


HD 4.30i 周波数特性(平面計測)


寸評:
比較的全体的に平滑な特性で中〜高域は自然で素直な出音を醸すが、ワイドにカバーする超低域の量がいささか過度で、深いベースを鳴らすソースではブーミーで耳障り。ベースを抑えるイコライジングで容易にバランスが整うが、その手間が少々勿体無い。
装着性については、シリーズ統一のイヤーパッドはやはり窮屈。構造的に装着角度調整の融通は効くが、ポジションの決まりの悪さやフィット感の甘さが若干気になる。
プラ+ゴムのヘッドバンドは折りたたみ式で、同シリーズHD 4.20Sよりもひと回り太いがその分アーチのバネ力も強め。
ケーブルはシリーズ特徴の特殊な右側出しで、着脱可能なタイプ。付属ケーブル(マイク)仕様の異なるApple用の機種名末尾「i」、Galaxy用の「G」が用意されており、またそれぞれ白と黒のカラーバリエーションがある。

当機をベースとしたワイヤレス仕様のHD 4.40BT、更にノイズキャンセル機構を搭載したHD 4.50BTNCが後発展開している。

2018年9月18日火曜日

Sennheiser HD 4.20S

ゼンハイザー HD 4.20S (2016年発売)




構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:18Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:18〜20,000Hz
出力感度:118dB
重量:約182g (コード含む)
販売価格:約8,000円〜

HD 4.20S 周波数特性(平面計測)


寸評:
一見してMOMENTUM(第二世代)の廉価モデルを匂わせるが、特性カーブ自体が非常によく似ていることから基本構造や使用ユニットはほぼ同等のものと推測できる。
計測データを比較すると微妙に低域が下がり気味に表れているが、実際に聴き比べてみるとむしろ低域荷重が強く、また高域側が僅かに伸び足らない印象。その分透明感、音場感がわずかに乏しく感じられなくもないが、全体像としてはよく似た出音が再現されている。
レトロなMOMENTUMとは逆にモダンなデザインだが、細身のヘッドバンドは簡素なゴムクッションで折りたたみ式。イヤーパッドはMOENTUMのものと似ているが、内口径が微妙に小さく耳にきつい。
右側からの固定片出しケーブルは一般的でなく扱いに戸惑うが、便利な場合もある。

MOMENTUM(第二世代)との出音の違いはイヤーパッドの依存度が高いようで、同じイヤーパッドに揃えるとかなり肉薄した出音になる。

2019年、スペックをそのまま継承する後継機HD 300が登場している。