ゼンハイザー HD 4.20S (2016年発売)
構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:非公開
インピーダンス:18Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:18〜20,000Hz
出力感度:118dB
重量:約182g (コード含む)
販売価格:約8,000円〜
HD 4.20S 周波数特性(平面計測) |
HD 4.20S 周波数特性(旧ダミーヘッド) |
寸評:
一見してMOMENTUM(第二世代)の廉価モデルを匂わせるが、特性カーブ自体が非常によく似ていることから基本構造や使用ユニットはほぼ同等のものと推測できる。
計測データを比較すると微妙に低域が下がり気味に表れているが、実際に聴き比べてみるとむしろ低域荷重が強く、また高域側が僅かに伸び足らない印象。その分透明感、音場感がわずかに乏しく感じられなくもないが、全体像としてはよく似た出音が再現されている。
レトロなMOMENTUMとは逆にモダンなデザインだが、細身のヘッドバンドは簡素なゴムクッションで折りたたみ式。イヤーパッドはMOENTUMのものと似ているが、内口径が微妙に小さく耳にきつい。
右側からの固定片出しケーブルは一般的でなく扱いに戸惑うが、便利な場合もある。
MOMENTUM(第二世代)との出音の違いはイヤーパッドの依存度が高いようで、同じイヤーパッドに揃えるとかなり肉薄した出音になる。
2019年、スペックをそのまま継承する後継機HD 300が登場している。
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