2025年6月22日日曜日

Philips SHP9600

フィリップス SHP9600 (2020年発売)



構造:オープンエアー型
ドライバー:50mm
インピーダンス:32Ω
最大入力:200mW
再生周波数帯域:6〜35,000Hz
出力感度:102dB
重量:約292g (コード含まず)
販売価格:約10,000円〜(国内正規販売なし)


SHP9600 Frequency Response
SHP9600 周波数特性(平面計測)


寸評:
中高域が深い底となる極端なドンシャリ。サウンドバランスは崩壊し主役が後方へ退き埋もれてしまう。中高域(3kHz前後)をしっかり補強して健全なサウンドを楽しみたい。

構造面は先代SHP9500を踏襲しており、装着性は引き続き良好。

2025年6月21日土曜日

TAGO STUDIO T3-01

タゴスタジオ T3-01 (2017年発売)



構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:70Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:5〜40,000Hz
出力感度:100dB
重量:約321g (コード含まず)
販売価格:69,300円(税込)


T3-01 Frequency Response
T3-01 周波数特性(平面計測)


寸評:
「究極のナチュラルサウンド」を目指したという評判モニター。
原音忠実再生といった狙いとは少し異なる印象だが、全体バランスは概ねニュートラルで、中〜中高域に至るリニアに整った特性により無用な奥行き演出なくヴォーカルを正確な位置に浮き立たせる。ただ意図的なのか高域の鋭さが削ぎ込まれた少々エッジの緩いソフトなサウンドで、いささか解像乏しくも映る。
低域レンジはやや浅めだが、タイトに膨らませて若干パンチを効かせる。

フロック生地仕様のイヤーパッドはソフトで厚みがあり、包み込まれるような装着感。ヘッドパッドも交換可能なので長期に渡って使える。
丈夫そうな布巻きケーブルだが、硬質でねじれ癖が強くやすく、また擦れ、タッチノイズが伝わりやすいなど難点が多い。
贅沢なウッドのエンクロージャーが目を惹くが、価格と重量に重くのしかかる...

2025年5月4日日曜日

aidio-technica ATH-R30x

オーディオテクニカ ATH-R30x (2025年発売)




構造:オープンエアー型
ドライバー:40mm
インピーダンス:36Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:15〜25,000Hz
出力感度:92dB
重量:約210g (コード含まず)
販売価格:約17,000円〜

Frequency Response
ATH-R30x 周波数特性(平面計測)


寸評:
オーテクプロ用開放型モニターATH-Rシリーズ後発のエントリーモデル。
高域主張型のドンシャリバランスが故に主役はやや退き気味となるが、比較的曇りなくクリアーに聴かせる。低音域はナチュラルにしっかりと出ており決して過多ではないが、中抜け分の主張は目立つ。
ニュートラルな優等生R70xaやクリアーに聴かせるR50xに比べれば流石に解像は劣るが、シャープで元気なサウンドを好むならこのチョイスもアリ。

両出しケーブルは3mの直出し。
装着感はR50x同様に良好。イヤーパッドが廉価な分やや熱がこもりやすい。
脱着式のヘッドパッドも廉価仕様だが、面ファスナーで強固に固定される点は◎。R70xa用とはサイズ互換あり。

aidio-technica ATH-R50x

オーディオテクニカ ATH-R50x (2025年発売)




構造:オープンエアー型
ドライバー:45mm
インピーダンス:18Ω
最大入力:1,600mW
再生周波数帯域:5〜40,000Hz
出力感度:93.3dB
重量:約207g (コード含まず)
販売価格:約25,000円〜

ATH-R50x 周波数特性(平面計測)


寸評:
R70xaと同時に登場した弟分。
ツヤのある高域と深くキレの良いローエンドにパンチが効いた若干ドンシャリ傾向のサウンド。類似性で言えばベイヤーのDT 990 Proを彷彿とさせる空気感に優れた出音だが、ワイドにスッキリと見通しよくメリハリのあるサウンドを聴かせる。

M50x等と同じ脱着式片出しケーブルはやはり取り回し良く機動力が高い。
R70xaよりも幅広ヘッドアームで耳当て部の角度に融通が効くので、大きめな頭でもフィット感良く抜群の装着性。

aidio-technica ATH-R70xa

オーディオテクニカ ATH-R70xa (2025年発売)




構造:オープンエアー型
ドライバー:45mm
インピーダンス:470Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:5〜40,000Hz
出力感度:97dB
重量:約199g (コード含まず)
販売価格:約49,000円〜

Frequency Response
ATH-R70xa 周波数特性(平面計測)


寸評:
国産機屈指のピュアサウンドモニターR70x登場から十年目のアップデート。
構造面が大幅に変更され小型化と若干の軽量化が図られているが、軽く良好な装着感は相変わらずで見た目ほどに大きな違いはない。
サウンド面の違いは極めて希薄。強いて言うなら低域がわずかに補強されたような印象がなきにしもあらずではあるが、装着の具合で変わる(サンプル動画音もその傾向が出ている)部分なのであくまでも肌感覚レベルの微差であることを強調しておく。

ヘッドバンドパッドはマグネット固定式で脱着が可能で位置変更もできる。ただし固定(磁力)が少々頼りない。
両出しケーブルは従来同様に左右区別なく脱着できるので迷わない点は良いが、左右の非常に判りづらいボディ外観は相変わらずで、この改善は欲しかった。