2023年10月22日日曜日

SHURE SRH1540

シュアー SRH1540 (2013年発売)


構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mm
インピーダンス:46Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:5〜25,000Hz
出力感度:99dB
重量:286g (コード含まず)
販売価格:約55,000円〜

SRH1540 Frequency Response
SRH1540 周波数特性(平面計測)


寸評:
中〜高域に至っては派手さのない癖のない鳴らし方だが、ドスンと響く深い低域がいささか目立った野太い出音。低域過多によりヴォーカルは退き気味となり、音場もやや閉鎖的に映る。
ケーブルは入力プラグ側が太めの丸線で癖が強く、分岐部分が大きくゴツい。
珍しいアルカンターラ素材のイヤーパッドで高級感があるが、側圧も適度で装着性は良い。
SRH1840同様に加水分解により傷みやすい合皮の固定ヘッドパッドがやはり残念。

2023年9月20日水曜日

YAMAHA HPH-MT8

ヤマハ HPH-MT8 (2016年発売)


構造:密閉ダイナミック型
ドライバー:45mm CCAW
インピーダンス:37Ω
最大入力:1,600mW
再生周波数帯域:15〜28,000Hz
感度:102dB
重量:350g (コード含む)
市場価格:約24,000円〜

HPH-MT8 Frequency Response
HPH-MT8 周波数特性(平面計測)


寸評:
先代MT220を概ね踏襲したスペックではあるが、出音はややウォームに調整され中立性が増している。中高域がやや薄いため、高域がややシャリつく感じでヴォーカルは若干退いた位置となるが、低域は出しゃばらず適量で十分深くまで鳴らす。
装着感は適度な側圧でソフトだが、先代より大分軽量化されたもののそれでも重めの類。

2023年6月1日木曜日

Sennheiser HD 660S2

ゼンハイザー HD 660S2 (2023年発売)


構造:オープンエアー型
ドライバー:38mm
インピーダンス:300Ω
最大入力:非公開
再生周波数帯域:8〜41,500Hz
出力感度:104dB
重量:260g (コード含まず)
販売価格:約90,000円〜

HD 660S2 Frequency Response
HD 660S2 周波数特性(平面計測)


寸評:
名機HD 600の系譜四代目とされるが、後継というよりも現役直系(HD 600、650)との棲み分けを図ったモデルともいうべきか。
先代660Sは中高域に不足感があり敬遠したが、サウンド傾向は受け継ぎつつもいくらか明瞭化が図られた印象。HD 600等に比べて低域レンジにゆとりが増しているが、中高〜高域が抑えられ、やや退き気味で薄らとスモーキーな聴かせ方をする。

2019更新後のHD 600系ファミリーで構造パーツが共有されており、装着性はそれらと全く同様にタイト。
バランスケーブルも付属する。

SONY MDR-MV1

ソニー MDR-MV1 (2023年発売)



構造:オープンエアー型
ドライバー:40mm
インピーダンス:24Ω
最大入力:1,500mW
再生周波数帯域:8〜80,000Hz
出力感度:100dB/mW
重量:約223g (コード含まず)
販売価格:約53,000円〜

MDR-MV1 Frequency Response
MDR-MV1 周波数特性(平面計測)


寸評:
低域荷重の大きい尻上がり型のドンシャリ。開放型らしからぬ深く重厚な低音が際立つ一方で、高域の強いピークにより独特な奥行きを醸すが、全体的には下太りなバランスであるため、やや抜けの悪い閉鎖的な音場演出でもある。

CD900STへのリスペクトが感じられるチューニングだが、圧倒的なワイドレンジと、中高音域の処理も薄くならずより自然な全体像が得られる点では明確な格差を突き付ける。
非力なアンプでも十二分に大音量で楽しめる高能率機。ただモバイル需要の見込めない開放型だが...

ヘッドアームと着脱式ケーブルはM1STの流用で、3.5mmへの変換プラグが付属。
イヤーパッドは肉厚だが非常にソフト。スエード調人工皮革(フロック)は経年劣化が進むと剥がれの懸念はあるが、肌触りも良く装着性は文句なし。

2023年5月19日金曜日

SHURE SRH1440

シュアー SRH1440 (2012年発売)


構造:オープンエアー型
ドライバー:40mm
インピーダンス:37Ω
最大入力:1,000mW
再生周波数帯域:15〜27,000Hz
出力感度:101dB
重量:343g (コード含まず)
販売価格:約30,000円〜

SRH1440 frequency response
SRH1440 周波数特性(平面計測)


寸評:
少々ハイバイアス傾向だが、明瞭でシャープなサウンドを聴かせる。
兄貴分のSRH1840に似た毛色で整った特性のサウンドだが、より明るく元気なサウンドを望むならこちらがオススメ。
重量級のボディとやや下開き気味な装着感がもう一つと言ったところ。